真理藻のblog
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「ローズ・イン・タイドランド」という映画を観ました。
「この映画、絶対好きだと思うから見てみて!」
と、知人イラストレーターさんから強く勧められていて、ずっと気になっていた映画。
やっとDVDが届き、時間が出来たので見てみたら、久々の衝撃・・・!
世界観や主演のローズ役のジョデル・フェルランドがとすっごく可愛い。
でも、衝撃はそこではなく、主人公のローズの明るくまぶしい笑顔でした。
どん底かと思われる境遇で、それを不幸などと一切思わず、
指にはめた「おともだち」と楽しく会話をし、常に楽しい妄想で満面の笑顔のローズから、
あぁ、幸せか不幸かなんて、本当にそのとらえ方ひとつで180度変わるんだなあと
勇気づけられ、驚くほど前向きで常に夢を見ているローズに憧れを抱くような気持ちになりました。
私は好きな映画ベスト5に見事ランクインしたけれど、観る人によっては
「気持ち悪い、かわいそう」という感想かもしれません。
ヤン・シュヴァンクマイエル「アリス」の世界観が好きな人、
「パコと不思議な絵本」でアヤカ・ウィルソンにときめき、もう少しショッキングな
内容でも大丈夫な自信がある人、
あと今すっごい落ち込んでいて、どん底で、藁にもすがる気持ちで前向きになれるヒントが
欲しい人に、オススメしたい映画でございます。
* * *
あと今日は北海道からやってきた毛ガニを食べました。
茹で上がりたて。 眠たそうな毛ガニ君。
あら、怒ってた!
お味、美味でした。
こんな寒い日に限って愛用の耳あてを忘れて外出。
するとついに念願の雪がぱらり。
すぐに止んでしまったけれど、ちょっと幸せな気持ちに。
探し物が見つからなかったり、手続きのミスでネットで購入したDVDが届かなかったり、
加湿器の機嫌が良くなかったりとツイてないことばっかで、ふと頭に浮かんだのがチャップリン。
「ライムライト観なきゃ!」と思うも、手元にあったのは母から送られてきた「子ぎつねヘレン」。
せめてヘレンに癒されようとDVDを鑑賞していると、友人椿嬢から電話。
人生変わりそうなありがたいお誘いを受ける。
最近魔法が使えるようになったらしい椿嬢。
気功に近いらしいが・・本当に!?
はやく私にも運気が良くなる魔法かけてください!
これ、確か10代でお絵描き掲示板みたいなやつで初めてマウスで描いたイラストだったような。
うう、へたっぴ。何がめでたくて「祝」なのかはど忘れ。
乗算とかレイヤーとかの存在はこの五年後くらいに知ることになる。
そのときの正直な感想は、「なんという不正行為!」だったなぁ。
デジタルの世界にも片足突っ込んで仕事をしている現在でも、やっぱり心はアナログに傾いてしまう。
コピペとか色が複製不可で、失敗が簡単に許されない緊張感、現物がすべての証明であるところが好き。
しかしなんというか、最近改めて趣味や根本的な思考が10年前と殆ど変わらないことに驚く。
実家に保管してあった中学生の頃の作品のモチーフにはにすでに動物の骨や爬虫類が描かれていた。
何がきっかけでこんなに爬虫類が好きになったのかだけがどうしても思い出せない。
15歳のとき、美術出版社のとある雑誌の編集部に呼ばれたときに持参したのが
「美顔礼讃―両生爬虫類顔づくし」という、色々な爬虫類の顔のどアップの写真集で、
好きじゃない人が見たら大変恐怖な写真集だったろうに、若かった私は
「ほら爬虫類はこんなに可愛いんです!」と自分の思う「可愛い」を何も疑わずに、
空気も読めずに皆が座っている机の真ん中にどーんと広げたりしたことを
今でも後悔しています・・。(編集長以外みんな引いてたような・・10年越しのごめんなさい)
でも今もあの頃と何ら変わらず、爬虫類の鱗の一粒一粒にときめきを感じます。
そのときめきを、自分の中にだけ留めるようになった部分だけが成長。
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